関連記事
【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「タイと中国の連携の時代に日本は?」
*12:40JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「タイと中国の連携の時代に日本は?」
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ「JapanInside Thailand -真の日タイ連携を目指して- 」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
--------------------------------------------------------------------------------
「タイと中国の連携の時代に日本は?」
これまで、日タイ連携や日中連携の話題を取り上げてきたが、ちょっと視点を変え、タイ中の連携の視点から最近のニュースを見て見る。
1.観光
今年の春節の中国からの旅行の一番人気が、タイだそうだ。旧正月で海外旅行に出た約600万人のうち、45万ほどの中国人がタイを訪れたと報じられている。中国の中流階級は、避寒地として、また、大気汚染の少なく生活費も安いタイをロングステイ先としても注目している。
2.食品・物流
地続きの東南アジアと中国は、食品物流のイノベーションが、大きなテーマとして急激に動き始めている。タイ食品大手のCPFは、急速に中国に接近し、最近では、中国の鶏肉製造加工会社、中糧肉食(宿遷)を約9.8億バーツで買収した。
3.自動車産業
多くの製造業の多くが、中国とタイ両国に進出しているが、自動車産業も同じだ。アジアハイウェイで繋がる中国とタイの自動車産業連携も急速に進んでいる。電気自動車の生産も着実に増えているが、先行した中国に対し、タイ政府は、タイをアセアンの電気自動車生産の基地にしたいと目論んでいる。
4.高齢化医療
中国もタイも、日本に続いてこれから高齢化が進む。タイ政府は、(1)高度な医療サービス、(2)スパや古式マッサージなどのヘルスケアサービス、(3)タイのハーブ製品の3つの主要領域を推進する。方針を出している。
5.環境
バンコクも、北京や上海、深センや、ムンバイニューデリーと同じように大気汚染が進んでいる。日本の都市のような青空が見えない。環境問題は、共通の問題として中国政府もタイ政府も深刻に取り組み始めている。
これらのいずれの領域も、日本の企業にとってより視野の広いグローバルビジネスのチャンスである。
HIS<9603>は、大旅行時代への対応として、バンコクのような重要拠点スタッフ強化、ITシステム力の強化、チャーター便戦略等でアジアNo.1を目指す。
味の素<2802>、カゴメ<2811>、ハウス食品<2810>、日清食品<2897>の食品大手4社は、物流を一本化する検討に入っている。
トヨタ<7203>はダイハツ<6023>と連携し、ASEAN・インド等のアジア戦略を強化するが、その主力をダイハツ任せようとしている。
上の例では、まだまだ視野が狭いかもしれない。対日本との関係だけでなく、中国<-->ASEAN<-->インドも視野に入れたアジア全体をリードする大きな理念を持ったグローバル企業が出てきて大いに日本の企業力を発揮してほしい。
執筆者名:三竿郁夫 IA工房代表
ブログ名:「60歳からの情報録 (Japan Inside Thailand)」《MT》
スポンサードリンク

