【銘柄フラッシュ】豊和工などの防衛株が人気化しシャノンは上場2日目で初値つく

2017年1月30日 17:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 30日は、米トランプ大統領による防衛費の負担増への警戒感や「防衛大綱、前倒し改定」(産経新聞30日付朝刊)などの報道を受け、防衛関連株が人気化し、豊和工業<6203>(東1)が6.8%高、石川製作所<6208>(東1)は一時7.6%高、日本アビオニクス<6946>(東2)は12.8%高。

 東証1部の値上がり率1位はM&Aキャピタルパートナーズ<6080>(東1)となり、27日に発表した第1四半期業績が好感されたほか、週明けに野村證券が目標株価を3000円から3800円に引き上げたと伝わってストップ高の21.5%高。2位はピー・シー・エー<9629>(東1)となり、30日の取引時間中に発表した第3四半期決算が好感されて急伸し17.5%高。3位は黒崎播磨<5352>(東1)の15.5%高となり、27日に第3四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表したため急伸し2011年以来の400円台。

 ダイトーケミックス<4366>(東2)は27日に発表した第2四半期業績が好感されてストップ高の18.2%高。ウインテスト<6721>(東2)は動意づけば値幅妙味が大とされ「IoTセンサー」などが注目されて10.0%高。光陽社<7946>(東2)はPERわずか3倍である上、天皇陛下のご退位意向に関して「元号」関連株が活況高となったあともチャートの形がいいとされて出直り拡大し9.5%高。

 上場2日目のシャノン<3976>(東マ)は後場寄り後に6310円(公開価格1500円の4.2倍)で売買が成立し初値を形成。あと6500円まで上げ、大引けは5760円。

 リアルコム<3856>(東マ)は手取り概算額約8900万円の第三者割当増資の払い込み日が1月27日のため、いわゆるファイナンス明けになり、今後の展開などに期待と2日連続ストップ高の20.9%高。スタジオアタオ<3550>(東マ)は中国などの春節休暇による買い物などが言われ1月中旬に発表済みの四半期決算が好調だったこともあり大幅続伸の15.9%高となり上場来の高値。セラク<6199>(東マ)は14時に1対4の分割を発表し大きく戻り高値を更新の10.5%高。

 アエリア<3758>(JQS)は新ゲーム配信開始などが言われて急伸し20.9%高。第一化成<4235>(JQS)は中期計画の発表直後からの急伸が衰えず需給相場に発展とされて大幅続伸の20.8%高。アズジェント<4288>(JQS)は輸入販売するイスラエル社製のファイル無害化ソリューションが国内33都道府県内の市区町村で採用とされてストップ高の18.8%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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