富士フイルム、ハイエンドの中判ミラーレスデジタルカメラ「GFX 50S」

2017年1月20日 05:13

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ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」と専用交換レンズ「フジノン GFレンズ」3種類(冨士フイルム発表資料より)

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」と専用交換レンズ「フジノン GFレンズ」3種類(冨士フイルム発表資料より)[写真拡大]

 富士フイルムは19日、中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」と、大口径の専用交換レンズ「フジノン GFレンズ」3種を2月下旬に発売すると発表した。

 同カメラは、35mmフルサイズイメージセンサーの約1.7倍となる中判サイズ(43.8×32.9mm)の「FUJIFILM G フォーマット」イメージセンサー(有効画素数5140万画素)を装備する。また画像処理エンジン「X-Processor Pro」も搭載。写真家の信頼を得てきた「フジノンレンズ」の設計思想を忠実に引き継いだ交換レンズ「GFレンズ」との組み合わせで、同社史上最高画質を実現するハイエンドミラーレスデジタルカメラとなった。

 同社では、超高画質による被写体の質感、立体感、その場の空気感までも伝えられるほど精密な映像を描写できるとしている。動画は、フルHD(1920×1080 29.97p/25p/24p/23.98p 36Mbps)に対応。大型センサー独特の浅い被写界深度と「フィルムシミュレーション」による優れた色再現を生かした高画質動画が撮影できる。また、マグネシウム合金を使用し小型軽量で高剛性ボディを実現。

 同カメラの有効画素数は約5140万画素。撮像素子は43.8mm×32.9mm(FUJIFILM G Format)ベイヤーCMOSセンサー、原色フィルターを採用。利用できる記録メディアはSDカード(~2GB)/SDHCカード(~32GB)/SDXCカード(~256GB) UHS-I/UHS-IIに対応。撮影感度の設定はAUTO(ISO12800まで設定可能)。ISO100~12800(1/3ステップ) (標準出力感度)、拡張感度はISO50/25600/51200/102400。ファインダーは電子ビューファインダー 0.5型 有機ELファインダー 約369万ドット(視野率:約100%)。液晶モニターは3.2型 4:3アスペクト タッチパネル式3方向チルトTFTカラー 約236万ドット(視野率約100%)。動画はFull HD 1920×1080 29.97p/25p/24p/23.98p 36Mbps 連続最大約30分まで、HD 1280×720 29.97p/25p/24p/23.98p 18Mbps 連続最大約30分まで。寸法・質量は(幅)147.5mm×(高さ)94.2mm×(奥行き)91.4mm(最薄部41.6mm)・約825g(付属バッテリー、メモリーカードを含む)。

 カメラの価格はオープン。レンズは、「FUJINON GF63mmF2.8 R WR」が19万5,000円、「FUJINON GF32-64mmF4 R LM WR」が29万9,500円、「FUJINON GF120mmF4 R LM OIS WR Macro」が34万9,500円。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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