客に立ち読み料を要求する英国の古書店、「地獄の本屋」と呼ばれる

2017年1月8日 21:49

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記事提供元:スラド

英国・ヨークシャーデールのBloomindalesという古書店では、客に立ち読み料として50ペンス(約72円)を要求し、支払いを断ると無礼な言葉をかけることで「地獄の本屋」と呼ばれているそうだ(APの記事Consumeristの記事)。

店主によれば、客が本当に買う気があるのかを確認するためであり、実際に金を徴収したことはないという。しかし、地元ハウズの議会には過去4年で20件以上の苦情が寄せられているそうだ。議長は店主の態度について、フレンドリーで絵に描いたように美しい町の評判を落とすものだと非難しているとのこと。

店主は失礼な言葉遣いを謝罪し、自身が社交的な人間でないことを認めているが、議会の見解は過剰反応だとも述べており、立ち読み料の要求自体をやめるつもりはないようだ。

英WebサイトThe Book Guideでは、店主の態度に驚き、買うつもりで持っていた本を置いて店を出たといった批判のコメントが多数寄せられている。一方、別のWebサイトYellでは14人がレビューを書いているが、評価(星1~5つ)は星1つが7人、星5つが7人と割れており、トータルでは星3つの評価となっている。

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