概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、米国の雇用急減速を受けて欧米で株安となった

2016年6月6日 09:49

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記事提供元:フィスコ


*09:49JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、米国の雇用急減速を受けて欧米で株安となった
【ブラジル】ボベスパ指数 50619.50 +1.47%
3日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比732.26ポイント高(+1.47%)の50619.50で取引を終えた。49888.31から50634.36まで上昇した。

米国の雇用急減速を受けて、連邦準備理事会(FRB)の6月追加利上げ観測が後退したことで、新興国ブラジルへの資金流入が見込めるとの思惑が株高につながったとの見方。また、ドル安になり、資源価格が上昇したことも下支えとなったもよう。なお、ブラジルの5月サービス業PMIは37.3に低迷。

【ロシア】MICEX指数 1890.78 -0.13%
3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比3.94ポイント安(-0.21%)の1886.84で取引を終了した。1913.74から1877.90まで下落した。

米国の雇用急減速を受けて、欧米で株安となったこと。また、ブレント原油先物が、ロシア株式市場前半の50ドル台での推移から、後半に49ドル台へ下落したことが、ロシア株への売り圧力になった。3日発表のロシアの5月サービス業PMIが大きく低下したことも、売り材料になったとみられる。

【インド】SENSEX指数 26843.03 -0.00%
3日のインドSENSEX指数は小動き。前日比0.11ポイント安(-0.00%)の26843.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.85ポイント高(+0.02%)の8220.80で取引を終えた。

終始狭いレンジでもみ合った。この日のインド市場の取引が終了後に米雇用統計が発表されるため、慎重ムードが強い。また、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力もやや強まった。ほかに、インド準備銀行(中央銀行)が政策金利を当面据え置くとの見方が利下げ期待を後退させた。国内エコノミストは、インドの金利調整が米利上げの後に行う可能性が高いとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 2938.68 +0.46%
3日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.45ポイント高(+0.46%)の2938.68ポイントと続伸した。

資金流入期待が追い風。現地メディアが3日、主要RQFII(人民元適格海外機関投資家)ファンドの一つ「南方FTSE中国A株50 ETF」のA株買い越し規模について報道し、今月1日に12億5000万人民元の資金が流入したことを明らかにした。同ファンドには、5月30日に20億人民元、翌31日に18億3000万人民元と連日で資金が流入している。MSCIの年次見直しについて、上海証券監督局副局長が2日、新興国株指数のA株採用を楽観視する発言をしたこともポジティブ材料だ。MSCIの見直し結果は、今月15日に公表される予定となっている。《CS》

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