田中貴金属、燃料電池用白金電極触媒をホンダに供給、FCV「クラリティ」に採用

2016年5月16日 11:15

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記事提供元:エコノミックニュース

ホンダの新型燃料電池車(FCV)「クラリティ」の燃料電池スタックに田中貴金属工業の白金電極触媒が採用されていると正式に発表となった

ホンダの新型燃料電池車(FCV)「クラリティ」の燃料電池スタックに田中貴金属工業の白金電極触媒が採用されていると正式に発表となった[写真拡大]

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 近年、再生可能エネルギーが注目されているなか、燃料電池自動車やエネファームなど、水素を利用して電気エネルギーに変換する燃料電池(FUEL CELL)の普及が進み始めた。

 田中貴金属工業は燃料電池システムの心臓部である水素と空気中の酸素の化学反応で電気を作る発電装置、燃料電池スタックの発電性能を大きく左右する材料のひとつである電極触媒の開発を長年進めてきた。

 今回、田中貴金属は、家庭用燃料電池などに比べて燃料電池スタックの負荷変動が大きい燃料電池自動車において、従来品より高性能かつ高耐久性の電極触媒を開発した。これが評価されて、本田技研工業の新型燃料電池車「クラリティ(CLARITY FUEL CELL)」の小型化された燃料電池スタックに同社の白金電極触媒が採用されていると正式に発表した。

 田中貴金属は、1885年に創業以来、長年培った貴金属の技術を生かし、1985年から31年に渡って燃料電池用電極触媒の開発を進めてきた。

 近年の家庭用燃料電池「エネファーム」の需要や、燃料電池乗用車の発売だけでなく、2020年の東京オリンピックまでに都営バスなどで燃料電池バスが相当数投入されることなどの背景を踏まえて、田中貴金属工業は2013年、神奈川県にFC触媒開発センターを建設して安定供給体制を整えていた。同社では、この開発センターをモデル工場として今後見込まれる需要増加に対応するとしている。

 田中貴金属では、今後も固体高分子形燃料電池(PEFC)用電極触媒やパラジウム合金水素透過膜、改質触媒など、水素社会に必要な燃料電池周辺技術における貴金属材料を開発していくという。(編集担当:吉田恒)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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