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NASA、低騒音・低ソニックブーム旅客機の試作をロッキード・マーチンに発注
あるAnonymous Coward 曰く、 NASAは29日、ソニックブームを低減して低騒音にする超音速旅客機の初期設計をロッキード・マーチンに発注したことを明らかにした(NETWORKWORLD、guardian、CNN、Slashdot)。
発注されたのは有人試験飛行モデルで、いわゆるXプレーン扱いとなる。NASAは開発費用として2017年予算で2000万ドル(約22億6000万円)を計上した。2020年までに飛行試験を行いたいとしている。実用化の目標時期は2030年代になるという。目標として現在の連邦航空局の騒音基準である71dB以下の達成、窒素酸化物の排出量を75%低減、燃料燃焼性能を70%低減させるとしている。低騒音エンジンのほか、フラップや着陸脚の扉などから出るノイズを低減されることも課題だとしている。
NASAのボールデン長官はバージニア州のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で、このプロジェクトを正式に発表、「より環境に優しく安全で静かな飛行と同時に、より速く飛ぶ機体の開発、より効率的な航空システムの構築を目指す」と述べている。
近年、コンコルド以来開発されなかった超音速旅客機の開発が再検討されるようになってきている。日本でもJAXAが低ソニックブーム型の航空機開発を進めている(過去記事)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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