人間は緊急時にロボットを信じすぎる傾向がある?

2016年3月5日 23:10

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ジョージア工科大学の研究チームが、「非常事態の発生時に人間はどれだけロボットを信頼するか」という実験を行ったそうだ。その結果、人間はロボットの言うことを聞いてしまう傾向があったという(ジョージア工科大学の発表COMPUTERWORLDGIZMODO JapanSlashdot)。

 実験では偽の火事を発生させ、「Emergency Guide Robot」と書かれた案内用ロボットに誘導を誘導を行わせたとのこと。このロボットにはあえて無意味な挙動をさせたり、突然動作を止めるといった動きをさせたほか、屋外に出られるドアの横を素通りさせたり、間違った部屋に入らせたりしたという。しかし、被験者の多くはロボットを信じて付いていってしまったそうだ。

 いっぽうで、緊急ではない状況を作って行った実験では、ミスを犯したロボットを参加者は信用しなかったという。

 アメリカ人はロボットを信じない印象があったが、ロボットに「私にいい考えがある」と言われるとそれを信じてしまう人が思いの外いるようだ。

 スラドのコメントを読む | テクノロジー | ロボット

 関連ストーリー:
増加するオプションに対応するため、人間の労働者を再び生産ラインに呼び戻すメルセデス・ベンツ 2016年03月01日
Boston Dynamicsが新たな二足歩行ロボットの動画を公開、雪山歩行や段ボールの運搬デモを披露 2016年02月24日
ロボット掃除機「ルンバ」で知られるiRobot、軍事ロボット事業を4500万ドルで売却 2016年02月10日
「Pepper」は老人介護に有用? 2016年01月20日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事