三菱地所、商業施設の外国人向け接客に特化した翻訳アプリを開発

2016年2月11日 13:29

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アプリ画面イメージ(左)、アプリを活用した接客イメージ(右)(写真:三菱地所発表資料より)

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 三菱地所と三菱地所プロパティマネジメントは10日、同社グループが運営する丸の内・横浜エリアの商業施設向けに、外国人向け翻訳アプリの開発に着手すると発表した。

 同アプリは、訪日観光客や、エリアで働く外国人就労者へのサービス強化のために商用接客に特化したものにするという。約1,000店舗を対象に、2月下旬から10月まで試験期間として、既存の多言語音声翻訳アプリを使用し、接客現場でのニーズを収集する。その後、要望を踏まえてオリジナル版を開発し、11月から商業テナント店舗に提供する計画である。

 試験期間では、29言語間の翻訳に対応する多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」を採用。丸の内・横浜エリアの商業テナントで使用。その後、各テナントでの利用状況を検証。「和食ならではの調理方法」や「商品の特徴」の説明など、接客シーンで活用しやすい表現を現場からのニーズを基に、オリジナル版翻訳アプリを新規に開発する。

 現在、在留外国人数・訪日外国人観光客数が増加、また、外資系オフィステナントの誘致に伴い外国人就労者も増加。同社グループとして、多くの外国人が訪れる商業施設にふさわしいサービスを実践するため、今回接客用翻訳アプリを開発するという。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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