電通、スペインのスポーツマーケティング会社アレスポーツ・グループを買収

2016年2月5日 19:56

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電通が買収するスペインのスポーツマーケティング会社アレスポーツ・グループ(Alesport Group)のWebサイト。

電通が買収するスペインのスポーツマーケティング会社アレスポーツ・グループ(Alesport Group)のWebサイト。[写真拡大]

 電通は5日、海外本社の電通イージス・ネットワークがスペインのスポーツマーケティング会社アレスポーツ・グループ(Alesport Group)の株式100%を取得することで合意したと発表した。買収後、電通グループ各社との連携を図りながらシナジーの創出を図っていくという。

 電通によると、今回買収するアレスポーツ・グループは、スポーツマーケティング領域を中心とした事業を手掛ける企業グループ。設立は1975年で、2014年12月期の売上高は1,371万ユーロ(約17億9,000万円)。

 傘下に、モータースポーツやサイクリング、マラソンの大会などを企画・運営するRPMレーシング社、BtoBイベントを企画・運営するRPMイベント社、スポーツ関連情報の出版事業を行うアレスポーツ社、スポーツ大会やイベント関係者の移動・宿泊などの手配を担うアベンツリズモ(Aventurismo)社の4社を抱えている。

 電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるカラ(Carat)が2015年9月に発表した「世界の広告費成長率予測」によると、2014年のスペインの広告費は経済の回復基調を反映し、前年比6.2%増だった。2015年、2016年もそれぞれ6.9%増と堅調な成長が続くと予測している。

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