爽快ドラッグ、ペット用品ネット通販のココロ社を買収

2015年11月13日 13:32

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爽快ドラッグはペット用品のインターネットネット通販を手掛けるココロ社を買収する。写真は、ココロ社が運営する「快適ねこ生活」。

爽快ドラッグはペット用品のインターネットネット通販を手掛けるココロ社を買収する。写真は、ココロ社が運営する「快適ねこ生活」。[写真拡大]

 住友商事の子会社である爽快ドラッグは12日、ペットフード・ペット用品の卸最大手エコートレーディングから、子会社のココロ社の株式100%を取得する契約を締結したと発表した。買収を通じて、ペット関連用品のインターネット通販市場で国内トッププレイヤーを目指すという。

 爽快ドラッグによると、ココロ社は「快適ねこ生活」、「快適いぬ生活」、「快適ペット生活」などのインターネット店舗でペット関連用品を販売している。買収後は爽快ドラッグがココロ社を吸収合併する予定だが、これらの店舗は継続して運営するという。

 爽快ドラッグはエコー社との業務提携も深め、より規模感のある仕入れを行なうほか、サプライチェーンの最適化などのコスト改善を図るという。

 現在は爽快ドラッグとココロ社合算の売上高が50億円強であるのに対して、ペット関連用品の売上高を早期に100億円まで引き上げ、ペット関連用品のインターネット通販市場にで国内トッププレイヤーを目指すという。

 住友商事の推計によると、2014年の日本のペット関連用品の市場規模は6,800億円前後。ペットの「家族の一員」としての位置付けがより強くなっていることなどから市場規模は安定的に推移すると予測されるという。現在はホームセンターなど店頭での購入が中心だが、品揃えの豊富さや重い商品を玄関先まで届ける利便性から、インターネット通販で購入する率が増加している。

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