NEC、太陽光発電の出力制御技術を開発

2015年8月24日 16:00

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 NECは24日、東京大学生産技術研究所の荻本和彦特任教授、東京農工大学工学研究院の池上貴志准教授とともに、電力会社やエネルギー管理サービス事業者が発電事業者に適用する太陽光発電の出力制御技術を開発したと発表した。

 開発した技術は、余剰電力の抑制のために、太陽光による発電量を高精度に予測するとともに予測値のずれ幅を把握することで、各発電事業者に割り当て可能な最小限の抑制量を算出するもの。これにより複数の発電事業者に抑制量を一斉に配分する制御手法を実現する。

 この技術を電力システムの運用シミュレーションを用いて評価した結果、従来の手法と比べて、発電の抑制量を3分の2に抑えられるという有効性が検証できたという。

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