さくらインターネット、北海道石狩市のメガソーラーが稼働 石狩データセンターへ送電

2015年8月10日 12:53

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優先制御のしくみ (さくらインターネットの発表資料より)

優先制御のしくみ (さくらインターネットの発表資料より)[写真拡大]

  • 太陽光パネルの一部(さくらインターネットの発表資料より)

 さくらインターネットは10日、「さくらインターネット石狩太陽光発電所」を北海道石狩市に建設し、石狩データセンターへの送電を開始したと発表した。同発電所は、発電した電力を石狩データセンターへ送電し、専用のサーバルームに給電する。

 石狩データセンターでは、2013年3月より、高電圧直流(HVDC)給電システムが商用環境で稼働中。太陽光発電所で発電した電気は直流のため、このHVDCサーバへ直流のまま給電する。

 この発電所は、給電状況を自動で判別し、天候などの問題で発電できないときは交流系統から、停電などの場合はバッテリーから給電できる、優先制御の仕組みを備えている。また、発電量を最大限に引き上げる制御機構を備えた製品を採用し、再生可能エネルギーをムダなく利用する工夫を行っているという。出力は200kWで、発電量は21万kW時/年。

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