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クボタと東芝、MBR下水処理システムの省エネルギー化技術を共同開発
MBR下水処理システム図(東芝の発表資料より)[写真拡大]
クボタと東芝は9日、MBR下水処理システムの省エネルギー化技術を共同開発することに合意したと発表した。
微生物による生物処理と膜による固液分離処理を組み合わせた水処理方法であるMBR下水処理システムは、これまで、国内下水市場では主に小規模な新設処理場において導入されてきた。今後、中大規模処理場への普及拡大を図るためには、電力使用量の削減が大きな課題となっている。
両社は、この共同開発によって、閉鎖性水域の富栄養化防止や環境基準達成のため、高度処理の導入が検討される下水処理施設を対象にMBR下水処理システムの普及拡大を図る。個々の下水処理場で異なる運転状況に応じて供給空気量を最適化する制御技術を確立し、これを高性能膜分離装置と組み合わせることで、従来のクボタMBR下水処理システムに比べ、電力使用量を50%削減することを見込んでいる。
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