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千代田化工建設、NEDOから「水素社会構築技術開発事業」を受託
千代田化工建設は9日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した課題設定型の助成事業「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」で、同社の提案が採択されたと発表した。
助成元はNEDOで、事業名称は「有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」。第1期は2015年度~2016年度、第2期は2017年度~2020年度である。
千代田化工建設は子安研究所に設置したデモプラントを活用し、水素化と脱水素の実証運転を終えている。この助成事業を活用して、将来未利用資源から水素を調達し需要家に対し供給する水素サプライチェーンの構築・運用における課題の洗い出しと解決に取り組むこととした。
第1期は、水素サプライチェーンの運用に必要な基盤技術の検証のために、スケールアップ検討、触媒の耐久性検討、総合運用の検証を実施。第2期の実施内容については、その検討結果を踏まえて決定する予定。
第1期は共同研究先として三菱商事、三井物産、研究協力先として日本政策投資銀行、日本郵船、三菱日立パワーシステムズの各社と遂行する予定。第2期の実施体制は改めて検討するとしている。
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