アサヒグループHD、来年1月に再編―売上高1,000億円超の「アサヒグループ食品」を新設

2015年6月5日 15:46

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再編前後の組織図(図:アサヒグループホールディングス発表資料より)

再編前後の組織図(図:アサヒグループホールディングス発表資料より)[写真拡大]

 アサヒグループホールディングスは4日、日本国内の飲料事業と食品事業の再編を来年1月1日付で行うと発表した。

 再編では、アサヒグループホールディングスの100%子会社「アサヒカルピスウェルネス株式会社」を7月に設立し、傘下の飲料事業会社であるカルピスが手掛けている機能性食品事業や飼料事業を引き継ぐ。

 飲料事業の再編では、ドライ飲料事業をアサヒ飲料に統合し、カルピスはアサヒ飲料に吸収される。また、カルピスの子会社で乳製品販売を手掛けるカルピスフーズサービスの商号を「カルピス」(新商号)に変更し、アサヒ飲料の子会社として、「カルピス」(旧商号)から飲料製造事業などの乳製品事業を引き継ぐ。

 食品事業での再編では、機能性食品などを手掛けるアサヒフードアンドヘルスケアと、ベビーフードを手掛ける和光堂、フリーズドライ製品を手掛ける天野実業の3社の親会社として、「アサヒグループ食品」を7月に設立し、3社の営業部門などを移転させる。アサヒグループ食品の売上高は1,000億円以上となる。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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