概況からBRICsを知ろう~30日の上海総合指数は値下がり、4月の製造業PMIを発表控え結果を見極める展開

2015年5月1日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 概況からBRICsを知ろう~30日の上海総合指数は値下がり、4月の製造業PMIを発表控え結果を見極める展開
【ブラジル】ボベスパ指数 56229.38 +1.63%
30日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比904.09ポイント高(+1.63%)の56229.38で取引を終えた。55091.31まで下落した後、上昇に転じ、高値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは47、値下がりは20、変わらず1であった。

前日の取引終了後、ブラジル中銀が政策金利を0.50%引き上げて13.25%としたことで、ブラジル株は売りが先行。しかし、30日発表のブラジルの3月純債務対GDP比が予想以上に低下したことや、3月基礎的財政収支が黒字に戻したことが好感され、買いに転換したもよう。NY原油先物相場が堅調だったことも、株高につながったとみられる。

【ロシア】MICEX指数 1688.34 +1.04%
30日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比17.35ポイント高(+1.04%)の1688.34で取引を終了した。1668.60から1692.32まで上昇した。

ロシア中央銀行が、レポ金利(政策金利)を14.0%から12.5%に引き下げた(5月5日から適用)。市場の下げ幅予想は1%とされていたが、それ以上の利下げを見込む見方もあったとされ、サプライズ的な反応はみられなかったものの、ロシア株の下支えになったもよう。そのほか、ブレント原油先物相場が堅調推移だったことも、株高につながった。

【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27225.93 -0.62%
30日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比214.62ポイント安(-0.79%)の27011.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.25ポイント安(-0.71%)の8181.50で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、その後も安値圏でもみ合った。米景気不安など外部環境の不透明感が警戒された。また、外国人投資家(FII)の売り継続も指数の足かせに。FIIはきのう29日までに5日連続の売り越しとなった。ほかに、5月1日のインド市場はメーデーで休場となるため、積極的な買いは手控えられた。

【中国本土】上海総合指数 4441.66 -0.78%
30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比34.96ポイント安(-0.78%)の4441.66ポイントと反落した。

一進一退のなかで売りが強まる流れ。資金流入や政策に対する根強い期待感で買われる場面がみられたものの、上値は重く、結局、マイナス圏で引けた。メーデー祝日の5月1日に中国物流購入連合会と国家統計局が「4月の製造業PMI」を発表するため、結果を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因となっている。また、相場の過熱感を抑制するための措置が近く打ち出されるとの警戒感も再び高まった。中国証券監督管理委員会は28日、株式市場の投機的取引に対する警鐘を鳴らしている。《FA》

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