NRI、資生堂の美容Webサービスのシステム基盤を整備―AWSで突発的なアクセス増に対応

2015年4月29日 22:33

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野村総合研究所は、資生堂が運営する総合美容Webサービス「ワタシプラス(watashi+)」のシステム基盤の強化を支援した。写真は、「ワタシプラス」のWebサイト。

野村総合研究所は、資生堂が運営する総合美容Webサービス「ワタシプラス(watashi+)」のシステム基盤の強化を支援した。写真は、「ワタシプラス」のWebサイト。[写真拡大]

 野村総合研究所(NRI)は28日、資生堂が運営する総合美容Webサービス「ワタシプラス(watashi+)」のソーシャルマーケティングを担うシステム基盤の強化を企画段階から支援したと発表した。資生堂は3月から本番稼働を開始した。

 「ワタシプラス」は、2012年のサービス開始以来、会員数が2014年11月時点で200万人を突破するなど順調に拡大している。今後、一般消費者との接点を一層増やすべく、普及が進むLINEなどのソーシャルメディア配信を活用したマーケティング施策を強化している。

 資生堂はこれまで「ワタシプラス」を支える情報システムを、自社設備で構築・運用していたが、これらソーシャルマーケティングの特徴である「プロモーション施策を打った際に、短時間に大量のアクセスが生じること」に対して、自社のシステム資源を弾力的に運用できず、販促業務の一部で制約を受けていた。

 この課題に対応して資生堂とNRIは、Amazon Web Services, Inc.が提供する「アマゾンウェブサービス」(AWS)を有効活用した、ハイブリッド化によるシステム基盤の強化に取り組み、約3カ月で完了した。

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