トヨタ、メキシコに新工場建設、中国でライン増設

2015年4月16日 16:21

印刷

広汽トヨタ自動車の工場(写真提供:トヨタ自動車)

広汽トヨタ自動車の工場(写真提供:トヨタ自動車)[写真拡大]

  • 広汽トヨタ自動車のライン(写真提供:トヨタ自動車)

 トヨタ自動車は15日、メキシコに新工場を建設し、中国では生産ラインを増設すると発表した。メキシコの新工場は2019年の完成、中国の新生産ラインは2017年内の設置を目指す。

 2つの新しい生産拠点は伸縮が自在のライン、より安全で環境に配慮した工場を目指している。メキシコの新工場では、新しい生産プラットフォーム「Toyota New Global Architecture(TNGA)」を導入するほか、中国の新ラインも将来的に導入できるようにする。

 メキシコの新工場は、グアナフアト州に建設。総投資額は約10億米ドル(約1,200億円)。生産車種はコンパクトセダンの「カローラ」で、生産能力は年間約20万台。2,000人の従業員を新たに雇用するという。

 中国の新生産ラインは、現地法人の「広汽トヨタ自動車」の第3ラインで、広州市南沙区の第1ライン・第2ラインに近接した場所に設置。総投資額は約525億円。新型車を生産し、生産能力は年間約10万台。新たな雇用は行わないという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事