海外フロー限られ、米雇用統計は改めて織り込む格好か/ランチタイムコメント

2015年4月6日 12:07

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記事提供元:フィスコ


*12:07JST 海外フロー限られ、米雇用統計は改めて織り込む格好か
 日経平均は反落。36.39円安の19398.69円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。3日の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数は前月比12.6万人増となり、増加幅は市場予測の平均値(25万人)の半分程度にとどまった。予想を下回った雇用統計を受けて、日経平均は19300円を割り込んで始まった。
 ただし、海外勢のフローが限られる一方で、年金資金による買いに対する期待は根強く、売り一巡後は19400円を回復するなど下げ幅を縮めている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数の下げが目立つ。
 セクターではその他製品、鉱業、食料品、医薬品、サービス、水産農林、精密機器が堅調。半面、海運、繊維、不動産、金属、銀行、証券、建設、機械などが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、信越化<4063>、東エレク<8035>、TDK<6762>などが重石に。

 日経平均は25日線が支持線として機能する形で下げ渋りをみせている。予想を下回る米雇用統計を織り込む格好から売りが先行したものの、海外勢のフローが限られている中では、織り込みづらい状況のようである。今晩の米国市場の動向を見極めてから、改めて織り込むといった格好となりそうだ。
 また、年金資金による買いへの期待は根強い。指数インパクトの大きい銘柄は手掛けづらいが、ソニー<6758>、ディーエヌエー<2432>、レナウン<3606>、任天堂<7974>、村田製<6981>など需給妙味の大きい銘柄への物色は強まりそうである。そのほか、テーマ性のある材料株への循環物色も意識しておきたい。
 オバマ米大統領は、退役軍人の太陽光発電産業への就職を後押しするための職業訓練プログラムを開始することを明らかにした。米テスラ・モーターズは、今年1-3月期の世界納車台数が前年同期比55%増の1万0030台になったと発表。国内ではマイナンバーへのシステム対応ができた企業が2割弱にとどまっていることが伝えられている。次世代エネルギーや電気自動車、マイナンバーなどの関連銘柄などが注目されよう。(村瀬智一)《FA》

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