後場に注目すべき3つのポイント~外部環境の悪化で利益確定売りが先行

2015年3月26日 12:21

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記事提供元:フィスコ


*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境の悪化で利益確定売りが先行

26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・短期的な調整値幅としては十分、押し目拾いのタイミングだが
・ドル・円は119円30銭付近、リパトリや東京株式市場の弱含みで上げ渋る
・中小型株物色も限定的、短期的な過熱感もあり様子見ムード優勢に

■短期的な調整値幅としては十分、押し目拾いのタイミングだが

日経平均は大幅下落。309.32円安の19436.88円(出来高概算11億6000万株)で前場の取引を終えている。米株安の流れを受けて利益確定の流れが先行した。ただ、いったんは下げ渋りもみられたが、断続的なインデックス売りが断続的に出ており、じりじりと下げ幅を広げ、一時19397.01円と19400円を割り込む局面をみせている。

東証1部の騰落銘柄では、値下がり数が1600を超えており、全体の8割を超える銘柄が下落。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下げに。セクターでは原油先物相場の上昇を背景に、鉱業、石油石炭が上昇。一方で精密機器、その他製品、海運、倉庫運輸、その他金融、電気機器、医薬品、銀行、保険、証券などが2%を超える下げとなった。朝方こそ、ミクシィ<2121>や任天堂<7974>などが強含む局面もみられたが、全体の地合いに押される格好となり、売買代金上位銘柄は全面安商状に。

警戒されていた動きではあるが、じりじりと下げ幅を広げている状況であり、押し目拾いのタイミングが定まりづらいところ。ボリンジャーバンドでは+1σ、一目均衡表では転換線を下回ってきており、そろそろ下げ渋りをみせてくるところであろう。後場は日銀によるETF買入れによる需給も意識される。また、短期的な調整値幅としては十分のなか、大引けにかけては配当志向の物色が強まることも期待されるところ。

もっとも、テクニカル面ではMACDが陰転シグナルを発生させてきているほか、3本新値足が陰転する可能性もある。パラボリックについても陰転シグナル発生が近づいている。さらに、明日の権利落ち分が110円程度となるため、シグナルが悪化しやすいところ。陰転がダマシになる可能性もあり、押し目拾いの水準であろうが、このムードのなかでは様子見姿勢につながってしまいそうだ。

■ドル・円は119円30銭付近、リパトリや東京株式市場の弱含みで上げ渋る

ドル・円は119円30銭付近で推移。ドル・円は、本邦機関投資家による3月期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)や東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.0958ドルから1.0980ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、130円96銭から131円08銭で推移。

12時20分時点のドル・円は119円30銭、ユーロ・円は130円93銭、ポンド・円は177円65銭、豪ドル・円は93円28銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は300円超の下落、外部環境の悪化で利益確定売りが強まる
・中小型株物色も限定的、短期的な過熱感もあり様子見ムード優勢に
・後場は日銀のETF買い入れ期待などが下支え要因も、引き続き見送りムードか

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 2年国債入札の結果発表

<海外>

16:00 独・4月GFK消費者信頼感指数(予想:9.8、3月:9.7)《KO》

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