クボタ、マレーシアでパーム油廃液処理事業を開始

2015年3月20日 10:54

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発電事業のスキーム(クボタの発表資料より)

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 クボタは19日、マレーシアでパーム油廃液処理設備の初期投資を回収する事業を新たに開始すると発表した。

 「BIOGAS SULPOM SDN.BHD」で、パーム油搾油工程で発生する廃液から回収したバイオガスを使用して発電し、売電する。売電収入により、パーム油廃液処理設備導入の初期投資を回収するスキームを提案する。

 「BIOGAS SULPOM SDN.BHD」はマレーシアでパーム油製造販売事業を行うSUL社が売電を目的として、2013年7月に設立したSPCに、クボタが出資し設立した。

 クボタはパーム油廃液処理の事業活動を通じてノウハウを蓄積することにより、今後、プラント建設から運転・維持管理まで一括受注できる体制を構築し、アジアでのバイオガス事業をさらに拡大していく。今後もパーム油廃液の処理に積極的に取り組み、環境改善や再生可能エネルギーの活用促進に貢献するとしている。

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