味の素、4月に北米組織を再編 コンシューマーフーズ事業とアミノ酸・食品バルク事業に分割

2015年2月25日 10:48

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2015年4月からの組織体制(味の素の発表資料より)

2015年4月からの組織体制(味の素の発表資料より)[写真拡大]

 味の素は24日、連結子会社である味の素ノースアメリカ社(AJINA社)によるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(WF社)の買収を契機に、4月1日付けで北米の組織体制を再編し、コンシューマーフーズ事業とアミノ酸・食品バルク事業に分けることとしたと発表した。

 再編の内容は、AJINA社を持株会社として改変し、商号を「味の素北米ホールディングス社」(ANH社)に変更する。そして、アメリカ味の素冷凍食品社(AFU社)を存続会社として下記の①②③を統合し、商号を「味の素ウィンザー社」(AWI社)に変更する。①WF社(同社グループ9社含む)、②AJINA社のコンシューマーフーズ事業、③アモイ・ノース・アメリカ社(ANAI社)。さらに、AJINA社のアミノ酸・食品バルク事業をANH社傘下に新設する「味の素ノースアメリカ社」(ANA社)へ移管する。

 今後コンシューマーフーズ事業については、主な顧客が一般消費者であるコンシューマーフーズ事業は、AFU社、WF社、AJINA社コンシューマーフーズ事業およびANAI社の統合により、製品開発・生産プロセス・販売チャネルを総合的に見直し、より効率の良い事業基盤を構築し、消費者の嗜好に合った製品開発力および営業力を強化する。

 アミノ酸・食品バルク事業については、今後も、アミノ酸技術、味の素グループ独自の素材・食品アプリケーション技術を活用し、付加価値の高い製品開発力を強化していくとともに、北米の“健康と栄養”事業分野における提案力を強化する方針だ。

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