ホンダ、F1復帰など2015年のモータースポーツ活動計画を発表

2015年2月15日 18:10

印刷

全ドライバーと監督集合写真 (写真提供:ホンダ)

全ドライバーと監督集合写真 (写真提供:ホンダ)[写真拡大]

  • ホンダのモータースポーツ車両 (写真提供:ホンダ)
  • ホンダのモータースポーツ車両 (写真提供:ホンダ)

 ホンダは13日、2015年のモータースポーツ活動計画を以下の通り発表した。

 二輪のモータースポーツ活動においては、FIMロードレース世界選手権シリーズの最高峰であるMotoGPクラスに、今年もワークス体制のレプソル・ホンダ・チームから、2年連続チャンピオンに輝いたマルク・マルケス選手と昨シーズンランキング4位のダニ・ペドロサ選手の2名体制で3年連続の三冠獲得を目指す。

 モトクロス世界選手権では、最高峰クラスであるMXGP(450cc)クラスに、引き続きチームHRCとしてワークス参戦する。

 アメリカのAMAスーパークロス世界選手権シリーズでは、今シーズンから、HRCおよび本田技術研究所二輪R&Dセンターのテクニカルサポートにより体制を強化し、タイトル獲得に挑む。

 トライアル世界選手権(WCT)には、昨年同様レプソル・ホンダ・チームとしてワークス参戦する。前人未踏の8年連続チャンピオンに輝いたトニー・ボウ選手と、唯一の日本人ライダーである藤波貴久選手に加え、WCTワールドカップクラスチャンピオンのハイメ・ブスト選手の3名体制とし、9年連続のライダーズタイトルと10年連続のコンストラクターズタイトルの獲得を目指す。

 四輪のモータースポーツ活動においては、FIAフォーミュラ・ワン(F1)世界選手権に、パワーユニットサプライヤーとして参戦。マクラーレン・ホンダとしてフェルナンド・アロンソ選手、ジェンソン・バトン選手の2台体制で、ドライバー、コンストラクターのチャンピオンシップ獲得に挑む。

 FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)では、ワークス体制でカストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チームとして参戦。プライベートチームにおいては、参戦3年目になるゼングー・モータースポーツチームに加え、新たにニカ・レーシングチームにもマシンを供給し、ワークスチームとともにドライバーとマニュファクチャラーのダブルタイトル獲得を目指す。

 SUPER GTシリーズGT500クラスでは、レース専用2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンとレーシングハイブリッドシステムを搭載した「NSX CONCEPT-GT」にて、5チーム5台体制でドライバーとチームのダブルタイトル奪還に挑む。GT300クラスでは、今シーズンも引き続き、ホンダはレーシングハイブリッドシステムの供給を継続し、オートバックス・レーシング・チーム・アグリを、M-TECとともにサポートする。

 全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズでは、戦闘力を高めた2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-414E」を5チーム9台に供給し、ドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指す。

 北米のインディカー・シリーズでは、参戦6年目となる佐藤琢磨選手が、引き続き、A.J.フォイト・レーシングチームより参戦する。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

関連記事