抗てんかん薬「ラミクタール錠」で死亡例 医療関係者に注意喚起

2015年2月5日 11:53

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 厚生労働省は4日、抗てんかん薬の双極性障害治療薬「ラミクタール錠」で、重い皮膚障害を発症後に死亡に至った症例が4例報告されていることから「使用上の注意」を改訂するとともに、「安全性速報(ブルーレター)」で、医療関係者に対し速やかな注意喚起を行うよう、製造販売業者に指示したと発表した。

 同治療薬は、平成20年10月の承認当初から、特に、定められた用法・用量をこえて投与した場合に重篤な皮膚障害の発現率が高く、用法・用量を遵守するよう注意喚起されていた。また、販売開始後も、同様であったことから複数回にわたり「適正使用のお願い」が医療関係者に配布され、注意喚起がされてきた。

 しかし、それにもかかわらず2014年9月から12月で、同治療薬によると考えられる死亡例が4例報告され、いずれも定められた用法・用量をこえて投与された症例であったことから今回のさらなる注意喚起となった。

 今回の医療関係者に対する注意喚起のポイントは、「用法・用量を徹底した遵守」、「発疹発症時は、早期に皮膚科専門医で適切な処置を行うこと」「発疹に加え、発熱、眼充血、口唇・口腔粘膜のびらん、咽頭痛、全身倦怠感、リンパ節腫脹などの症状があらわれた場合、直ちに投与を中止すること」「小児のリスクが高いので、特に注意すること」「患者または家族に対し、皮膚障害の初期症状があらわれた場合、直ちに受診するよう指導すること」となっている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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