トヨタ、ブラジルで戦略車種「エティオス」の生産能力を増強 45億円を投資

2015年1月31日 20:47

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トヨタはブラジルで戦略車種「エティオス」の生産能力を増強する。

トヨタはブラジルで戦略車種「エティオス」の生産能力を増強する。[写真拡大]

  • トヨタはブラジルで戦略車種「エティオス」の生産能力を増強する。
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 トヨタ自動車は30日、ブラジルにおける製造・販売子会社であるブラジルトヨタのソロカバ工場における「エティオス」の生産能力を、2016年初を目標に7.4万台から10.8万台へ増強することを決定したと発表した。

 コンパクトセダン「エティオス」は、ブラジルをはじめとする新興市場向けに専用開発された同社の戦略車種である。今回の能力増強は、ブラジルにおける「エティオス」の需要増に対応するためのもので、投資額は約45億円を予定。工程改善・既存設備の活用などの地道な“カイゼン”を積み重ね、投資効率を高めていく。

 「エティオス」のセダンタイプおよびハッチバックタイプは2012年9月に発売。発売当初は、月販2,000~3,000台であった。市場のニーズに合わせて、2013年11月にクロスオーバー「エティオスクロス」を追加し、商品ラインナップを拡充。同時に、シート表皮の変更やシートハイトアジャスターの採用など、ユーザーの声を反映した商品改良を積み重ねた。

 さらに、ユーザーが身近な店舗でサービスを受けられるよう、2014年度内で合計54店舗の販売店とサテライト店の新設を予定するなど、利便性の向上を進めている。その結果、ブラジルでの直近の販売は、月販6,000~7,000台レベルに向上した。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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