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三菱化学とマツダ、自動車外装にも使用可能なバイオエンプラの新グレードを開発
三菱化学は27日、マツダと共同で自動車の外装意匠部品にも無塗装で使用可能なバイオエンプラ「DURABIO」の新グレードを開発したと発表した。この新グレードは、2015年にマツダからグローバルに発売予定の新型「マツダロードスター」の内装意匠部品として採用され、その後順次、量産車の外装意匠部品にも展開される予定である。
DURABIOは、再生可能な植物由来のイソソルバイドが原料のバイオエンプラで、耐衝撃性・耐熱性・耐候性などにおいて、従来の一般的なエンプラに勝る、優れた性能を有している。また、発色性が良く、しかも透明度が非常に高いので、顔料を配合するだけで、つややかな光沢のある表面を作ることができる。さらに、表面が堅くて丈夫なので、擦り傷が付きにくいという特長もある。そのため、塗装工程が不要になり、塗料から出るVOC(揮発性有機化合物)排出を無くすことも可能だ。
今回、両社の共同開発に当たっては、マツダが自動車内外装意匠部品への適用に向けた加工技術の最適化を主導して実施する一方、三菱化学はDURABIOの材料特性の最適化を主導して実施することで、自動車の内装意匠部品だけでなく、外装意匠部品にも使用できるグレードの開発に成功した。
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