豊田市、燃料電池車「MIRAI」の納車式 2台を公用車に採用

2015年1月21日 13:59

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豊田市(愛知県)はトヨタ自動車の水素燃料自動車「MIRAI」を公用車として導入した(写真:豊田市の発表資料より)

豊田市(愛知県)はトヨタ自動車の水素燃料自動車「MIRAI」を公用車として導入した(写真:豊田市の発表資料より)[写真拡大]

 豊田市(愛知県)はトヨタ自動車の水素燃料自動車「MIRAI」を公用車として導入することになり、今月20日、豊田市低炭素社会モデル地区「とよたエコフルタウン」(元城町)で納車式を行ったと発表した。燃料電池自動車の納車は、愛知県とともに全国の自治体で初となる。

 豊田市は、2009年(平成21年)1月に低炭素社会の実現に向けて先駆的な取り組みを実施していく自治体として、国から東海地方で唯一の「環境モデル都市」に認定されており、アクションプランに沿った取り組みとして豊田市は、PHV(プラグインハイブリッド自動車)などの次世代自動車を公用車として積極的に導入している。

 今回行われた納車式は、昨年12月に発売が開始された「MIRAI」を、豊田市が職員や賓客の移動用や、とよたエコフルタウンでの試乗や展示用などとして市民への普及促進を目的に、公用車として2台導入するために行われた。

 式には、太田稔彦豊田市長、トヨタの代表取締役副社長、愛知トヨタの専務取締役などの関係者や豊田市の未来を担う小学生の代表として市立元城小学校の6年生児童ら約50人が出席。

 太田稔彦豊田市長は、「水素社会を考えることのできる車が、実際に世に出ていくことが何より強いメッセージになる。エネルギー分野のあらゆる可能性の中で、水素社会を目指すという取り組みは非常に重要だと思う」とあいさつした。

 また、代表児童として納車式に参加した児童は、「最新の技術で作られた車を実際に見て、環境に優しい本物の未来の乗り物だって気がしました。本当に水しか排出されなかったため、とても驚きました」と話した。(記事:町田光・記事一覧を見る

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