東芝、業界初のiPhone/iPad/iPod用のTransferJetアダプタを製品化 近付けるだけで高速データ転送

2015年1月6日 11:07

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近接無線転送技術「TransferJet」規格に準拠した業界初のiPhone/iPad/iPod対応のTransferJetアダプタ(東芝の発表資料より)

近接無線転送技術「TransferJet」規格に準拠した業界初のiPhone/iPad/iPod対応のTransferJetアダプタ(東芝の発表資料より)[写真拡大]

 東芝は5日、近接無線転送技術「TransferJet」規格に準拠した業界初のiPhone/iPad/iPod対応のTransferJetアダプタを製品化し、今春から販売を開始すると発表した。

 「TransferJet」とは、「TransferJetコンソーシアム」が規格を策定し、普及促進を進めている。機器同士を近接させるだけで画像データなど大量のデータを高速かつ低消費電力で転送できる近接無線転送技術である。「TransferJet」の実効スループットは最大375Mbpsと高速で、例えば、1分のハイビジョン動画コンテンツを約3秒で転送できる。

 使い方は、本アダプタをiPhone/iPad/iPodに外付けし、App StoreからiOS用のアプリをインストールすることで、iPhone/iPad/iPodで撮影した大容量の動画や画像を他の「TransferJet」対応機器に近づけるだけで高速に転送できる。

 Android/WindowsOSに対応した製品についても、従来機種より転送速度を約1.7倍高速化し、消費電力を約30%抑制し、さらに体積を約30%小型化して新たに販売する。価格は、いずれもオープン価格。なお、今回発売予定の「TransferJet」アダプタの試作品は、1月6日から米国ラスベガスで開催される2015 International CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に展示される。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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