ホンダ、ブラジルで風力発電拠点が稼働開始 発電量は約9万5,000MW/h

2014年11月27日 15:24

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ホンダのブラジル風力発電事業会社が稼働開始した風力発電拠点(写真提供:ホンダ)

ホンダのブラジル風力発電事業会社が稼働開始した風力発電拠点(写真提供:ホンダ) [写真拡大]

 ホンダのブラジルにおける風力発電事業会社ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダは現地時間26日、風力発電拠点の稼働を開始したと発表した。

 ホンダは、企業活動で発生する環境負荷の最小化を目指して、ブラジル自動車業界では初めてこの風力発電事業に取り組んだという。発電拠点は、ブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市(サンパウロ州スマレ市にあるHonda四輪車工場から南へ約1,000km)に約1億レアル(約46億円)を投じて建設された。

 風力タービン9機が設置されたこの拠点での年間発電量は、ホンダのブラジルにおける四輪車生産活動(年間生産台数約14万台)に必要とする年間電力量に相当する約9万5,000MW/hとなる見込み。工場で必要な電力量を再生可能エネルギーで創出することによるCO2排出量の低減効果は、年間約2,200トン以上に上るとしている。今後もブラジルにおける再生可能エネルギーの使用を積極的に進めていく方針だ。

 ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダ(Honda Energy do Brasil Ltda.)は、設立が2013年3月21日、資本金は1,000レアルで、出資比率はHonda Automoveis do Brasil Ltda. が99.99%、その他 が0.01%となっている。

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