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Antaresロケットの打ち上げ失敗、爆発して射場を損傷
90 曰く、 日本時間29日朝、NASAのWallops射点より民間宇宙開発企業Orbital SciencesのAntaresロケットの打ち上げが行われた。しかし、打ち上げから6秒後にロケットが爆発し墜落した。人的被害の報告はない(アストロアーツ)。
Antaresは国際宇宙ステーション(ISS)に向けた食料やガスなどの物資を積んだCygnus補給機を搭載しており、相乗りでJPLやJAXAの実験機器、複数のCubeSatやPlanetary Resources社の小型望遠鏡なども積んでいた。ISSに補給できなかった窒素ガスなどの物資は、次回に打ち上げが予定されている民間宇宙開発企業SpaceXのDragon補給機に搭載することが検討されている。
ロケットは発射後、射場設備を抜ける前に爆発した模様で、第一段下部から炎上、その後全体が垂直に炎に落下して爆発した。打ち上げが日没前であったことから現場はすでに暗く、加えて第二段に使われている固体燃料や衛星の腐食性推進剤の危険があることを理由として、射場の調査は夜が明けるまで延期されている模様。射場の被害は大きいものと考えられているが、詳細は不明。Antaresの発射台は今回破損したものしかなく、Orbitalは射点を修理することを検討している。
Antaresロケットは、Cygnus無人補給機と合わせ開発されたロケット。全長40m強で、LEOに6トン程度の投入能力がある。第一段にはAerojet AJ-26エンジンを2基並列で使用するが、このAJ-26エンジンは旧ソ連のN-1ロケット改良型のために70年代に作られたNK-33エンジンを改造したもの。クズネツォフ設計局によって製造され、使用されることなく最近まで倉庫で保管されていた本体を、米Aerojetが購入し改造、AJ-26のモデルナンバーで販売している。このエンジンを使用した第一段の製造は、Zenitロケットなどで知られるウクライナのユージェノワ設計局が行っている。
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