注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、日立製作所、エアーテックなど

2014年10月24日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、日立製作所、エアーテックなど

トヨタ<7203>:6130円(前日比+85円)
しっかり。本日は上半期の業績観測報道が伝わっている。営業利益は前年同期を4%程度上回る1兆3000億円程度に膨らんだもようとされている。北米自動車販売の回復、為替の円安効果などが業績上伸の背景に。ただ、市場コンセンサス並みの水準であり、インパクトは乏しいものと捉えられる。むしろ、為替の円安進行が本日の株価の押し上げ材料になっているとみられる。他の自動車株も、総じて業績観測報道にはサプライズないものの、株価は買い先行の展開に。

日立製作所<6501>:808.4円(同+32.8円)
急反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の1850億円から2140億円に増額修正、今期2度目の上方修正となる。国内外のインフラ関連需要を幅広く取り込んだことが背景。市場コンセンサスは2000億円程度であったとみられ、想定以上に収益が向上してきているとの評価へ。通期予想は据置としているが、上半期決算時に上方修正されるとの見方が多いようだ。

エアーテック<6291>:1025円(同+150円)
ストップ高。同社のほか、アゼアス<3161>、日アビオ<6946>など、中小型のエボラ熱関連が総じて急伸する展開になっている。目先の調整一巡感が強まってきていたなか、NYのエボラ熱の疑いの患者に陽性反応が出たと伝わっていることや、西アフリカのマリでエボラ熱が初めて確認されたことなど、あらためてエボラ熱の広がりが警戒される状況となっており、対策需要への思惑が優勢となる格好に。

東邦亜鉛<5707>:356円(同+14円)
急反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は33億円を据え置きだが、経常利益は26億円から36億円にまで上方修正している。為替評価益の計上が営業外収益の向上につながった格好。営業利益の据え置きは、資源事業の損失によるマイナス効果を亜鉛相場上昇による在庫評価益の実現でカバーした結果のようだ。

SMK<6798>:427円(同-35円)
急落。前日に上半期の決算を発表、通期業績予想の修正を行っている。為替差益の計上で通期経常利益は上方修正しているが、上半期営業利益は11.2億円で前年同期比43%減益、従来予想の13億円を下振れ、通期予想も27億円から24億円に下方修正している。通信部品市場での売上伸び悩みなどが営業益下振れの背景に。記念配当実施に伴う年間配当金の引き上げも発表しているが、本業ベースでの収益下振れをマイナス視する動きが優勢に。

エナリス<6079>:790円(同-300円)
ストップ安。詳細は不明だが、一部ウェブサイトの記事が市場関係者の間で広まっており、内容を嫌気した売りが膨らんでいるようだ。

3Dマトリックス<7777>:2810円(同+166円)
急伸。開発中の「創傷治癒材(TDM-511)」について、22日付で米国食品医薬品局(FDA)に医療機器での販売を目的とした市販前届510(k)を提出したと発表している。同剤は皮膚からの出血を迅速に止血するほか、傷跡が残りにくいという特徴があるとしている。製品上市に向けた進展が好感されている。

タカラBIO<4974>:1470円(同+52円)
続伸。上期(4-9月)の営業利益見込みを従来予想の4.6億円から6.3億円に引き上げた。売上高は若干の未達となるものの、研究開発費を中心とした販管費の減少が寄与する。利益拡大を好感し、株価は堅調に推移している。

オプティム<3694>:21400円(同+4000円)
ストップ高。上場2日目となった24日、公開価格の3.6倍となる14400円の初値を付けた。セキュリティー関連というテーマ性や需給懸念が小さいことから人気化しており、その後も上値を追う展開となっている。《KO》

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