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名大、ちぎれ雲のようにばらばらのオーロラが作られる過程を明らかに
名古屋大学の太陽地球環境研究所は、ちぎれ雲のようにばらばらのオーロラが作られる過程の一つを、カナダとノルウェーの観測データから明らかにすることに成功した。
オーロラには、よく知られているカーテン状のものとは別に、ちぎれた雲のように空のあちこちでばらばらにかたまり状に光る「パッチ状オーロラ」というものが存在するが、その形が作られる過程については分かっていなかった。
今回の研究では、カナダのアサバスカ観測点とノルウェーのトロムソ観測点で全天カメラによって撮影されたオーロラの撮像データを解析したところ、空に一様に広がったオーロラに切れ込みが入っていき、最終的にはばらばらになることが明らかになった。この切れ込みは、地球のまわりの宇宙空間を取り巻く電子やイオンの中に不安定な構造が発達して、それがオーロラをばらばらの構造にしていることを示している。
なお、この内容は10月21日に「Journal of Geophysical Reserch」オンライン版に掲載された。
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