まずはボトム見極め、“押し目待ちに押し目あり”【クロージング】

2014年10月17日 16:26

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記事提供元:フィスコ


*16:26JST まずはボトム見極め、“押し目待ちに押し目あり”【クロージング】

17日の日経平均は大幅続落となり、205.87円安の14532.51円(出来高概算27億5000万株)で取引を終えた。5月30日以来の14600円を割り込み、終値ベースでは5月23日以来となる。世界の金融市場の不透明感がくすぶるなか、16日の米国市場がNYダウは6営業日続落。ただ、週間新規失業保険申請数や9月鉱工業生産は共に改善を示す内容となったことや、一部企業決算が好感されて下げ幅を縮めるなど、ひとまず落ち着きがみられたこともあり、買い先行のスタートとなった。

しかし、寄り付き直後につけた14830.67円を高値に、その後は戻り待ちの売りに押される格好。ソフトバンク<9984>は終日プラス圏での推移となったが、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などは下げに転じるなど、日経平均構成銘柄は193銘柄が下げている。その中で、ミクシィ<2121>が高値引けとなるなど、一部の中小型株などへ資金がシフトしたほか、需給不安のないリクルート<6098>辺りに集中した状況だった。

来週も外部要因を睨みながらでの不安定な相場展開になりそうである。欧州の経済情勢や米国の金融政策のほか、米国ではアップル、IBM、マイクロソフトなど主要銘柄の決算が予定されており、決算後の動向などが変動要因に。また、エボラ出血熱の感染拡大に対する警戒感も強く、腰の据わった資金流入は期待しづらいところ。

20日には日銀支店長会議が開かれるが、このところの急ピッチの調整により、増税への見解や追加緩和への思惑などが高まりやすい。その他、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革への思惑なども売り込みづらくさせよう。まずは明確なボトム形成を見極めたいところであろう。日経平均をみる限り、現在の形状では、“押し目待ちに押し目あり”となる。《KO》

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