関連記事
NYの視点:ユーロ圏経済再びリセッションへ
*07:04JST NYの視点:ユーロ圏経済再びリセッションへ
ユーロ統計局が発表したユーロ圏8月の鉱工業生産は前月比1.8%減と、予想の1.6%減を下回り2012年9月以来で最低となった。7月分は0.9%増だったことから、最初の2か月の鉱工業生産による7-9月期国内総生産(GDP)への寄与度はマイナスになる。前年比では1.9%減。7月は1.6%増だった。鉱工業生産は国内総生産(GDP)の先行指標として注目される。
7月と8月の労働日数と季節調整後の指数は100.6と、4-6月期の平均101.2を下回る。民間のマークイットが発表した製造業PMI指数の7月から9月の平均は50.9だった。4月から6月期の平均52.5を下回る。ユーロ圏の4-6月期国内総生産(GDP)がゼロ成長だったことを考えると、この結果はユーロ圏の7-9月期国内総生産(GDP)が再びマイナス成長に落ち込む可能性を示唆しているる。ユーロ圏は2009年の金融危機後、欧州の債務危機がひびき2011年の終わりから2012年にかけてリセッションに陥り昨年4-6月期にやっと2度目の景気後退から脱したばかり。
欧州経済の鈍化を受けて、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はフランスや欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の格付け見通しをネガティブに引き下げたほか、格付け会社フィッチはフランスのAA+格付けを「ウォッチネガティブ」とし格下げを示唆した。また、米格付け会社ムーディーズは見通しで、2014年イタリア経済が0.3%のマイナス成長になるとの見解を発表。
ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(2014年度投票権なし)はユーロ圏がスタグネーションに陥る可能性に対処する欧州中央銀行(ECB)の措置が十分に積極的でないことに懸念を表明。欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度理事会(FRB)型の量的緩和(QE)を導入することが世界経済を救うことになる。《KO》
スポンサードリンク

