北大、北海道内2例目となる恐竜頭骨を発見

2014年10月14日 10:32

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産地の写真と上顎骨が発見された場所(赤丸)(北海道大学の発表資料より)

産地の写真と上顎骨が発見された場所(赤丸)(北海道大学の発表資料より)[写真拡大]

 北海道大学の小林快次准教授らによる研究グループは、北海道内で採取した岩石の中から、ハドロサウルス科の頭骨の一つである上顎骨を発見した。

 恐竜頭骨は北海道内では夕張市で発見されているノドサウルス科(ヨロイ竜)の一例しかなく、新しいサンプルの採集が望まれていた。

 今回の研究では、2014年の9月に北海道むかわ町穂別で、21日間に渡って採集調査をおこなった。その結果、頭骨を発見し、クリーニングされた骨を検証した結果、ハドロサウルス科の上顎骨の後部3分の1程度であることが分かった。

 今後は上顎骨付近のノジュールについて重点的にクリーニングをおこない、残りの頭骨を確認することが期待されている。

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