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今日の為替市場ポイント:日経平均株価続落でもドル・円は107円台後半で下げ渋りか
記事提供元:フィスコ
*08:21JST 今日の為替市場ポイント:日経平均株価続落でもドル・円は107円台後半で下げ渋りか
昨日9日のドル・円相場は、東京市場では108円32銭から107円66銭まで下落。欧米市場では107円53銭から108円18銭まで買われたが、107円84銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は108円前後で推移か。日経平均株価の続落は織り込まれており、ドル・円は107円台後半で下げ渋る見込み。
9日の欧米市場では欧米諸国の株安を意識したリスク回避的な円買いが優勢となった。NYダウは大幅下落となったが、8日の取引では270ドル超の大幅な上昇を記録していた。米国株が不安定な動きを続けていることから、リスク選好的な円売りは抑制されているようだ。
ドル・円については、日銀の黒田総裁が「安定した通貨の動きが望ましい」との見方を示したこともドル上昇を抑える一因となったようだ。9日から開かれている20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議(G20)では、ドル高を含む為替問題について協議される予定だが、2015年中に予想される米国の利上げによって新興諸国市場から大量の資金が流出し、経済に打撃を与える可能性についても議論されるかもしれない。《KO》
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