目先底形成を意識、中小型株は底値拾いのタイミングか/東京株オープニングコメント

2014年10月10日 08:05

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記事提供元:フィスコ


*08:06JST 目先底形成を意識、中小型株は底値拾いのタイミングか
 10日の東京市場は不安定な相場展開が続きそうだ。9日の米国市場では、世界経済の成長鈍化懸念や、7-9月期決算発表シーズンの本格化を前に利益確定する動きが広がり、NYダウは300ドルを超す下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の15305円となるなか、幅広い銘柄に売りが先行することになりそうだ。

 ただし、オプションSQに絡んだ商いも加わる中、ギャップ・ダウンによってSQ値が相当下で決まる可能性があり、これがサポートとして意識されそうである。また、トレンドは悪化するものの、シカゴ先物にサヤ寄せすることでテクニカル面では一目均衡表の雲下限を捉え、ボリンジャーバンドでは-2σを割り込んでくるため、ボトム意識が高まりそうだ。

 9日大引けに決算を発表したファーストリテ<9983>だが、ADR(米国預託証券)では東証比較で300円強の上昇となった。全面安商状の中での底堅さは、相場全体への下支え要因として注目されよう。そのほか、前日の急落など弱さが目立っている中小型株だが、一部ではリクルート<6098>の上場に伴う換金売りとの見方がされている。16日上場のため、受け渡しベースでは本日までは換金売りが出るとみられる。

 もっとも、急落している銘柄の中で、これまでのトレンドが強く、業績面で安心感がある銘柄へは、換金売りで急落している今が、底値拾いのタイミングと判断されよう。ミクシィ<2121>、テックファーム<3625>辺りには市場の関心が集まりやすい状況か。《TN》

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