東大、タンパク質AIMが肝臓がんを除去されやすくすることを発見 肝臓癌治療法の開発に期待

2014年10月9日 16:34

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AIMによる肝疾患の制御の概要を示す図(東京大学の発表資料より)

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 東京大学の宮崎徹教授らにる研究グループは、血液中にあるタンパク質AIMが肝臓がんの表面に蓄積することで、免疫ががん細胞を攻撃するようになることを明らかにした。

 肝細胞がんは、有効な抗がん剤が存在しておらず、がん死亡原因第3位となっている。特に、近年は脂肪肝が原因となって引き起こされる肝細胞がんが増えており、注目されている。

 今回の研究では、同研究グループが肥満や脂肪肝を抑制する効果を持つことを発見した血中タンパク質AIMが、がん化した細胞の表面に蓄積することを発見した。さらに、AIMが蓄積したがん細胞は補体抑制分子を低下し、免疫が攻撃する対象になるになることが分かった。実際に長期間与えられたAIM欠損マウス高脂肪食は全て肝細胞がんを発症することや、脂肪肝が進展したAIM欠損マウスにAIMを投与すると幹細胞がん発症を抑制できることが確かめられた。

 今後は、元々体内に存在する物質であるAIMを投与することで、安全性の高い肝細胞がん治療が実現できると期待されている。

 なお、この内容は10月9日の「Cell Reports」オンライン版に掲載された。

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