【コラム 山口三尊】マックの赤字は少子高齢化問題?

2014年10月9日 14:52

印刷

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【10月9日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

日本マクドナルドホールディングス(HD)は7日、2014年12月期の連結業績予想を発表し、最終(当期)損益が170億円の赤字に転落する見通しだと明らかにしました。赤字転落は11年ぶり。

私は、マックの赤字は少子高齢化問題ではないかと思います。

マクドナルドの主力商品はハンバーガーで、かつては、ファミリー層をターゲットにしていました。

子供が喜ぶようなおまけをつけたり、ピエロのような恰好をしたキャラクタへーを登場させたりしていました。

今では、ファミリーをターゲットということはありません。しかし、ハンバーガーという商品の性質上、中高年は厳しいです。

安くて油が多くて、といかにも若い人向けです。

私も40過ぎてからは、年に一度くらいしかいなくなりました。

今、20歳の人が122万人に対して、40歳が200万人。63-66歳の人もそれぞれ200万人を超えています。

若い人の数が減っているのですから、若い人向けの産業は衰退して当然なのかもしれません。

参考 統計局 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2013np/【了】

山口三尊(やまぐち・みつたか)/1967年、東京都出身。私立麻布高校、中央大学法学部卒業。資格試験予備校講師の傍ら、カネボウ、レックスHD株をめぐる裁判で勝利。カネボウ個人株主の権利を守る会代表、アドバンテッジ被害者牛角会代表、東宝被害者の会、ローランド被害者の会代表。不動産鑑定士試験合格。サンスター、サイバード、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)、コージツを相手取った判例上も有名な株式取得価格決定申立事件で本人訴訟で勝訴。少数株主側のキャッシュアウト実務の第一人者。個人blog、「アドバンテッジ被害牛角株主のブログ」(http://blog.livedoor.jp/advantagehigai)より、本人の許可を取った上で転載。

■関連記事
マクドナルド:6月の既存店売上高が8%減、5カ月連続のマイナス、既存店客数は14カ月連続マイナスに
マクドナルド:4月の既存店売上高が3.4%減、消費増税の影響受ける、客数は12カ月連続減少
マクドナルド:新食感のスナック「マックチュロス™」を期間限定販売

※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。

関連記事