NYの視点:米9月雇用統計、「Yom Kippur買い戻し」のきっかけになるか

2014年10月2日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:05JST NYの視点:米9月雇用統計、「Yom Kippur買い戻し」のきっかけになるか

株式相場は現在、24日のユダヤ教新年祭Rosh Hashanahから始まった下落サイクルにある。このサイクルは通常10月3日から4日の別のユダヤ教の祭日「Yom Kippur贖罪の日」で終わると言われている。10月2日には欧州中央銀行(ECB)がイタリアのナポリで定例理事会、3日には米国労働省がワシントンで雇用統計の発表を予定している。

雇用統計発表を控えて、給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが発表した9月分の民間部門の雇用者数は前月比21.3万人増と、市場予想の20.5万人増を上回り、8月の20.2万人増から伸びが拡大した。同指数は米労働省が発表する雇用統計の先行指標の中でも最も関連性が高いとされているため、9月雇用統計で再び20万人超の雇用予想が強まった。前回8月分の非農業部門雇用者数は予想を大幅に下振れ20万人を大きく下回る14.2万人増にとどまった。9月雇用統計発表の際に、8月分の上方修正も期待されている。9月の雇用統計で雇用が再び20万人超に回復し、8月分も上方修正された場合、ドル買いが再燃すると考えられる。

欧州中央銀行(ECB)の定例理事会とともに良好な米国の雇用統計が3-4日の「YomKippur贖罪の日」に向けた相場回復のきっかけになるかどうかに注目が集まる。リスク資産を解消する動きも一段落することになる。

●9月雇用統計先行指標

■ADP雇用統計
前月比+21.3万人(予想:+20.5万人、8月:+20.2万人)

■米ISM製造業景況指数
雇用項目:54.6(8月58.1)

■フィラデルフィア連銀景況指数

◎現況
雇用者数:21.2(8月9.1)
週平均就業時間:4.4(13.3)

◎6ヶ月見通し
雇用者数:39.6(24.7)
週平均就業時間:8.9(17.8)

■リッチモンド連銀製造業景況指数

◎現況
雇用者数:17(8月11)
週平均就業時間:10(8)

◎6ヶ月見通し
雇用者数:17(18)
週平均就業時間:10(10)

■NY連銀製造業指数

◎現況
雇用者数:3.26(8月13.64)
週平均就業時間:3.26(7.95)

◎6ヶ月先の見通し
雇用者数:14.13(22.73)
週平均就業時間:5.43(0)

■消費者信頼感指数

◎現状
雇用
十分:15.1%(8月17.6%)
不十分:54.8%(52.4%)
困難:30.1%(30.0%)

◎6ヶ月見通し
・雇用
増加:15.2%(17.8%)
減少:17.8%(15.2%)
不変:67.0%(67.0%)
・所得
増加:16.8%(15.5%)
減少:13.4%(11.6%)
不変:69.8%(72.9%)

●市場エコノミスト米9月雇用統計予想

失業率:6.1%(8月:6.1%)
非農業部門雇用者数:前月比+21.7万人(+14.2万人)
民間部門雇用者数変化:前月比+21.0万人(+13.4万人)
不完全雇用率:8月12.0%
平均時給:前月比+0.2%(0.2%)《KO》

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