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【木村隆のマーケット&銘柄観察】東芝はPC事業の構造改革を実施、アナリスト筋の評価が高まる
東芝 <6502> は7月に映像事業の構造改革に関する施策を発表したが、ここへきてはPC事業の構造改革も発表、事業改善に拍車がかかってきた。それを受け、証券会社のレーティング最上位継続、目標価格の引き上げの動きが相次いでおり、アナリスト筋には好感を持って迎えられている。
9月18日にPC事業の構造改革を発表した。個人向けPC市場は低価格PCの出現などもあり、低価格化が進行するなど環境が急速に変化。同社PCはノート型を中心にかつては高シェアを獲得していたが、新興国メーカーの台頭により、徐々に劣勢に追い込まれ、ブランドの存在感も徐々に小さくなっていた。今後も環境変化が進むとみて、数量・規模に依存する現行の事業モデルの継続は難しいと判断した。
代わって企業向けサービスを強化する。インフラビジネスで培った幅広い法人顧客向けにサービスを提供。これまでのハードウェアだけでなく、社会インフラ、ヘルスケア、家電、子会社の東芝テック <6588> が手がけるPOSシステム(販売時点情報管理システム)などサービスを連携した総合的なサービスを提供する。
一方、2014年7月にライフスタイル部門のうちの映像事業の安定的黒字化に向け、構造改革を進めることを発表。テレビを主体とする映像事業は赤字が続いてきたが、生産拠点の集約3拠点→1拠点、生産委託比率の引き上げ(現在70%)、不採算地域の販売拠点閉鎖(オーストラリアや中南米など)、人員削減などを進め、2015年第1四半期の損益は大幅に改善した。今期は黒字への転換が見込める。
収益の牽引役である電子デバイス部門のNAND型フラッシュメモリの足元の価格は安定しており、今期の営業利益は会社側見通しの3300億円を上回る3500億円(前期2907億円)への増額修正が濃厚になっている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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