ファミリーマート、弁当などラップ包装から「サイドシュリンク」に変更 環境負荷低減と開けやすさを実現

2014年9月17日 16:37

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ファミリーマートは、弁当や寿司、麺類などの包装形態を、ラップで全体を包装する「フルシュリンク」から、フタと容器の結合部分のみフィルムを装着する「サイドシュリンク」に順次変更する。

ファミリーマートは、弁当や寿司、麺類などの包装形態を、ラップで全体を包装する「フルシュリンク」から、フタと容器の結合部分のみフィルムを装着する「サイドシュリンク」に順次変更する。[写真拡大]

 ファミリーマートは16日、弁当や寿司、麺類などの包装形態を、ラップで全体を包装する「フルシュリンク」から、フタと容器の結合部分のみフィルムを装着する「サイドシュリンク」に16日より順次変更すると発表した。

 サイドシュリンクの主な特徴として、フタと容器の結合部分全てをフィルムで覆うため、テープ止めより遮断性が高くなった。さらに1食あたりに使用するプラスチック原料を、従来と比較して約70%削減できる。

 また、フィルム結合部分を1回切るだけで開封できるため、女性やシニア世代にも開けやすくなり、ラップによる反射がないため中身が見えやすく、選びやすくなった。

 そのほか容器の変更点として、フタと容器に凹凸をつけ、配送時や陳列時の安定性を確保した。パスタや焼きそばなど加熱時間の長い商品は、容器の変形を防ぐため、容器の角から蒸気が抜ける容器構造を新たに開発し、一部チルド弁当などは熱で収縮するラベルをフタの空気穴に貼ることで対応した。

 ファミリーマートでは「サイドシュリンク」の実験を本年2月より開始し、商品の配送や陳列時の安定性などにも対応するように、様々な実験、検証を重ね、今回の本格導入に至った。

 16日より、関東地方の店舗約200店から順次変更を開始し、14年度中には全国の店舗に拡大するとのこと。(記事:高井ゆう子・記事一覧を見る

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