ホンダとさいたま市、超小型EV「MC-β」でワンウェイ型カーシェアの社会実験

2014年9月12日 10:25

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ホンダは、さいたま市と共同で、超小型EV「MC-β」を目的地のカーステーションで乗り捨てできるワンウェイ型カーシェアリングの社会実験を行う(写真提供:ホンダ)

ホンダは、さいたま市と共同で、超小型EV「MC-β」を目的地のカーステーションで乗り捨てできるワンウェイ型カーシェアリングの社会実験を行う(写真提供:ホンダ)[写真拡大]

  • ホンダは、さいたま市と共同で、超小型EV「MC-β」を目的地のカーステーションで乗り捨てできるワンウェイ型カーシェアリングの社会実験を行う(写真提供:ホンダ)

 ホンダは12日、さいたま市と共同で、10月1日~11月30日にかけて、超小型電気自動車(EV)「MC-β(エム シー ベータ)」を目的地のカーステーションで乗り捨てできるワンウェイ型カーシェアリングの社会実験を行うと発表した。

 同実験では、大宮駅周辺に34カ所のカーステーションを設置し、合計9台のMC-βを使う。さいたま市民・市内企業従事者、同市への来訪者のうち、登録会員が参加できる。カーステーションの一つであるさいたま市営桜木駐車場(さいたま市大宮区)に運営事務所を設置し、9月30日に開所セレモニーを行う。

 同社は、2013年11月に熊本県、さいたま市、宮古島市の各自治体と、MC-βを使った共同社会実験を開始した。さいたま市では、同市職員の事務連絡にMC-βを公用車として利用する庁内シェアリングや、市民向けに半日から1日程度のモニター貸し出しなどを実施している。

 今回、新たな取り組みとして、MC-βを使ったカーシェアリングの社会実験を行なうことで、都市部でのCO2低減や渋滞解消といった課題に対する小型電動モビリティによる新交通システムの検証をさいたま市とともに進めていくという。

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