【動画】世界的ジャズシンガーの半生を描く感動の実話 - 映画『ストックホルムでワルツを』公開

2014年9月8日 16:30

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記事提供元:ファッションプレス


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ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いた映画『ストックホルムでワルツを』が、2014年11月より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。


本作は、スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で11部門にノミネートされ、監督賞、主演女優賞など4部門を受賞。人口約950万人のスウェーデンで50万人以上の観客を動員した話題作だ。


主人公のモニカ・ゼタールンドは、スウェーデンが生んだ世界的なジャズシンガー。モダンジャズ全盛期の1961年に、英語ではなく母国語でジャズを歌う画期的な試みによって一躍スターダムにのし上がる。さらに巨匠ビル・エヴァンスとの共演により国際的な名声も築き、世界有数の歌姫となった。


映画『ストックホルムでワルツを』は、そのモニカが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てたサクセス・ストーリー。首都ストックホルムから300km離れた小さな田舎町に住み、電話の交換手をしながら歌の仕事をしていたシングルマザーのモニカ。歌手になることを反対している父との確執や、理想の母親になれない自身への葛藤など多くの試練にさらされながらも、彼女が仕事と人生の両方の幸せを手に入れるまでを、共感たっぷりに描き切った。


ドラマを鮮やかに彩るのは、モニカが歌うジャズの名曲の数々。中でも、世界で初めてスウェーデン語でジャズを歌ったモニカの代表作「歩いて帰ろう」(原曲:「ウォーキン・マイ・ベイビー・バック・ホーム」)の軽快でキュートな歌声には、時代を超越した魅力がある。


もちろん、モニカの名前を世界に知らしめた、名ピアニストのビル・エヴァンスのナンバー「ワルツ・フォー・デビー」も忘れられない。カバーを熱望したモニカがエヴァンスに手作りのデモテープを送ったことから、ふたりの共演が実現したというエピソードも劇中で描かれている。


また、背景となる1950~1960年代は、デンマークのアルネ・ヤコブセン、フィンランドのアルヴァ・アールト、スウェーデンのオーレ・エクセルらが活躍した北欧デザインの全盛期でもある。その時代のインテリアや街並み、そしてファッションを再現したお洒落な美術も本作の大きな見どころの一つだ。


【映画情報】

『ストックホルムでワルツを』

公開日:2014年11月 新宿武蔵野館ほか全国で順次公開

監督:ペール・フライ

脚本:ペーター・ビッロ

製作:レーナ・レーンバリ

音楽:ペーター・ノーダール

衣装:キッキ・イライダー

出演:エッダ・マグナソン、スペリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト

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※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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