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京セラと東京センチュリーリース、水上設置型メガソーラー発電事業を開始

水上設置型メガソーラーの設置イメージ(東京センチュリーリースと京セラの発表資料より)[写真拡大]
東京センチュリーリースと京セラは29日、太陽光発電事業を実施するためのSPC(特別目的会社)「京セラTCL ソーラー」が水上設置型メガソーラー発電事業に取り組むと発表した。第一号案件として、兵庫県加東市の西平池と東平池に約2.9MW(メガワット)の水上設置型メガソーラー発電所を9月から建設し、2015年4月に発電を開始する予定。
両社によると、水上設置型メガソーラー事業は、全国に多く見られる農業用ため池、河川増水時の調整池などの水面を使用し発電事業を行うという。現在100件を超える引き合いがあり、2014年度内には全国のため池などを対象に合計約60メガワットの水上設置型メガソーラー発電所の開発を目指す。
発電設備は、シエル・テール · インターナショナルから水上架台(水上に太陽電池モジュールを設置するための浮体構造物「Hydrelio」)の提供を受ける。フランスでは3年以上の稼働実績があるという。
東京センチュリーリースは、発電設備に対するリース・ファイナンスを提供し、京セラとグループ会社は太陽電池モジュールと周辺機器の供給、建設・保守・維持管理を担当する。
水上設置型メガソーラー発電所は、水上に設置することで冷却効果が得られ、地上置き型・屋根置き型と比べ、高い発電量が期待できるという特徴を持つ。
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