【木村隆のマーケット&銘柄観察】セブン銀行はATMの利用者層拡大に向け金融機関との提携強化

2014年8月26日 12:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 セブン銀行<8410>(東1)は、セブンイレブンの好業績と軌を一にして、業績を伸ばしている。株価もそこらあたりを評価するかたちで年初来高値圏に位置している。業績の支援を得て、株価はなお高値圏で推移していくことになりそう。

 主力のATM事業の強化が進んでいる。利用者層の拡大を目指し金融機関との提携を強化している。すべての金融機関との提携を実現できるように、提携先の金融機関との交渉を継続していく。それと、設置場所の拡大についてはセブンイレブンの新規出店動向などを踏まえると、まだまだ設置台数の増加には余力があり、グループ外では商業施設や駅を中心に設置を目指す。

 また、ATM本体についても、2010年度から第3世代ATMへの切り替えを進めている。第3世代ATMは、安全性・利便性の向上に加え、環境配慮をさらに強化した最新モデルであり、高い競争力を有しています。

 ネットワークシステムの堅牢さについては、「システムダウンの防止」、「万全のセキュリティ対策」、「故障・トラブル時の迅速対応」の3つの観点から安定稼動を追求しており、2011年3月に発生した東日本大震災の際にも、その強さが証明された

 2011年にサービスを開始した海外送金サービスは、順調に件数を伸ばしており、3~4年以内に年間取引100万件(収益規模20億円)を目指している。このサービスは、現金需要への対応という従来のATMの役割からは一線を画したニーズへの対応事例となる。

 新規出店の増加で立ち上げ費用がかさむものの、今3月期も営業利益364億円と前期比2%増の安定した収益が見込まれている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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