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【木村隆のマーケット&銘柄観察】ベクトルはPR事業で成長路線を歩む、目指すはアジアナンバーワン
ベクトル <6058> (東マ)は6月30日に1855円の戻り高値を更新した。これは、今2月期の業績好調を先取りしたものであったが、第1四半期の業績は売上げ17億7400万円、前年同期比12.7%増で、営業利益は1億6800万円と、同1.4%の減益となった。
ただ、業績低迷は新規事業への初期投資や人材採用を当初計画より前倒ししたことにより一時的に販売管理費が増加している、一時的なもの。通期では売上げ78億3000万円、前期比21.2%増、営業利益12億5000万円、同37.5%増と期初見込みに変更はない。
このような市場環境のもと、同社グループの主軸事業であるPRは、日本パブリックリレーションズ協会の発表するPR市場の拡大傾向からもわかるように、企業規模に関わらず多くの企業で重要なマーケティング手法の一環として認知されてきている。
同社グループにおいては、「アジアNO.1のPRグループになる」ことを推し進めるべく、以前より強みとする戦略PRを中心に、より効率的にいいモノを広めるために、ウェブを活用したPR周辺業務も含めたサービス強化や新商品を開発しながら、新たな顧客開拓を継続して進めている。
海外においてもASEAN地域の新拠点への事業展開を推進し、国内と同様のサービス・クオリティを海外でも提供することで、日本企業が海外進出する際に行うPR業務を受注し案件を獲得している。
既存事業の伸長と新規事業により、3~5年先の中期目標として営業利益50億円を目標に掲げている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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