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映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』サントラ盤が全米No.1アルバムに
先週3位にデビューした『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ盤が首位を獲得した、8月23日アルバムチャート。
先週よりもセールスを伸ばし、1週だけで11万枚を売り上げた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。映画公開から3日で興行収入9,000万ドルを突破する大ヒットを記録していることから、サントラ盤のヒットも納得だが、『アナと雪の女王』同様に、映画で起用される音楽の存在感が大きく、70年代が青春期の“オヤジ世代”から、90年代にヒップ・ホップ・ネタで買いあさったアラフォー世代にも好評。さらに今年、ファレルの「ハッピー」の大ヒットにより、70年代ブームが再来したことを受けてのこの選曲は、ヒット要因としても大きいだろう。ジャクソン5やデヴィッド・ボウイ、マーヴィン・ゲイといった大道もおさえておきながら、ルパート・ホルムズやノーマン・グリーンバウムといった、シブい選曲もされているのが本作の魅力。
10万枚は切ったものの、94,000を獲得して2位にデビューしたのは、『ナウ』シリーズの51作目。5月24日に、10週目の『アナ雪』を破って首位にデビューした、『ナウ50』に続くシリーズで、現在首位を独走中のマジック!「ルード」や、7週のNo.1を死守した、イギー・アゼリアの「ファンシー」、アリアナ・グランデ「プロブレム」から、次のNo.1候補である、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」まで、充実したナンバーが揃っている。その、No.1を獲得した前作『ナウ50』も未だ、17位にランクインするヒットをみせていて、さらに今週は20位にパーティー・アンセム盤となる2作目の新作が初登場。ファレルの「ハッピー」やケイティ・ペリー、レディー・ガガにピットブルといった豪華な面々のアガるヒット曲が満載で、18曲が10ドルで購入できるという、お買い得感もヒットの要因だろう。
続いて、3位にはヘヴィメタル・バンドのゴッドスマックが初登場。約4年ぶり、通算6作目となる本作『1000hp』で、2ndアルバムから5作連続のTOP10入り、4作連続のTOP3入りを果たした彼らだが、2003年の3rdアルバム『フェイスレス』から前作『オラクル』まで保守した、4作連続No.1獲得はならなかった。
同じく、ロック界からスプーンの新作『ゼイ・ウォント・マイ・ソウル』は4位にデビュー。レーベル移行後初のリリースとなるアルバムで、彼らにとって8枚目のスタジオ・アルバム。2007年の6th『ガ・ガ・ガ・ガ・ガ』で初のTOP10入り(10位)を果たしてから、前作『トランスファレンス』では4位に、今作でも同順位のデビューとなり、3作連続のTOP10入りを果たした。音楽評論家からも高い支持を得ていて、ロングヒットも期待できそうだ。
UK出身のポップ・バンド、ザ・ヴァンプスの『サムバディ・トゥ・ユー』が10位に初登場、初のTOP10入りを果たした。ストリーミングから火がつき、昨年、本国UKでデビューを果たした彼らだが、本作は米国のみでリリースされたデビュ・ミニ・アルバムとなる。本デビュー盤、『ミート・ザ・ヴァンプス』はUKで10万枚を超える大ヒットを記録していて、デビュー・シングルから3rdまで、全曲がTOP3入りを果たしている。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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