【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは着実に水準切り上げて1月高値に接近

2014年7月30日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カーテンレールやブラインド類大手のトーソー <5956> (東2)の株価は、やや小動きだが着実に水準を切り上げている。7月22日には506円まで上値を伸ばして1月高値508円に接近した。低PERや低PBRも支援材料であり、強基調を確認して上値を試す展開だろう。13年5月高値549円も視野に入りそうだ。なお7月31日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

  カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、インドネシア生産子会社の機能拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大を掲げている。

  今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月8日公表)は、売上高が前期比2.4%増の245億円、営業利益が同11.4%増の11億50百万円、経常利益が同8.9%増の11億円、純利益が同3.0倍の6億円で、配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

  住宅分野では消費増税前駆け込み需要の反動減が懸念されるものの、非住宅分野の好調、展示会開催などの営業強化、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドなど高付加価値製品の拡販で増収増益見込みだ。純利益は特別損失の一巡も寄与する。

  株価の動きを見ると、4月~5月の安値圏450円台で下値固めが完了して切り返しの展開となった。その後はやや小動きだが着実に水準を切り上げている。そして7月22日には506円まで上値を伸ばして1月高値508円に接近した。

  7月29日の終値504円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円50銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなり、週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いてゴールデンクロスの形となった。強基調へ転換して先高期待を強めている。低PERや低PBRも支援材料であり、強基調を確認して上値を試す展開だろう。13年5月高値549円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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